5/21 Playing Leader's Salon #0行ってきました。

行ってきましたと言いつつ今回は自社会議室で開催していただいたので「参加しました」でしょうか。


#0の通り今回が初回(0回目)とのことで、新たなコミュニティが産声を上げたわけですが、まずは、その貴重な場に立ち会わせていただいたこと並びに主催者の[twitter:@rerenote]さん、参加者の皆様に感謝いたします。


さて、今回の参加理由ですが。私は創業者であり経営者であり公私の「私」の活動も結局「公」につながっているため、究極には「経営理念」実現のため、となってしまうのですが。目先の参加目的として、Playing Leaderとして10年近く仕事をしていて、その弊害を多く体験していること、社内にも多くのPlaying Leaderたちがいることなどから、井の中の蛙が少しでも外界をみて他社のPlaying Leaderさんたちがどんな苦悩を持ち、どんな努力と対策をされているかを聞いてみたかった、が挙げられます。


大きな目的は達せられたのですが、座談メインでテーマを絞らず行ったために、いろいろなエッセンスが散りばめられていたものの結論に至れなかったのが残念でした。


反省は後にして、良かったなぁと思う点としては、まずはいろいろなリーダー(リーダー経験者)が集まっているだけあって、会話に参加しない人は一人もいなかったことです。また、会話進行をみなさんが優先された結果、対立的・攻撃的な議論はもとより、対案の無い反論のような非生産なこともありませんでした。これだけ背景の違う人たちが集まっていたにも関わらず皆さんが相手の立場を考えて議論されていたのは流石です。


また、大きなテーマで議論していたため、進行に必要な具体的だったりコンパクトだったりするサブテーマを、進行に合わせ場の空気を読みながら、流れの中でお一人お一人が提起されていたことに、さまざまな経験の中で空気作りに苦慮されて来たのだろうなぁと感心しました。


では、反省点ですが。上述の通り、今回は何らかの結論を出すこと及び振り返りがありませんでした。折角、いろいろな建設的意見がでたので形だけでも「今回のまとめ」のようなものがあってもの良かったのかなぁと思います。0回目と言うことで無理に結論を出す必要はなかったのかも知れませんし、今後1回目以降の良い教訓になっていればこれ自体が成果でもあるのですが。


また、バックボーンがこれだけ違う人たちが輪郭の朧げなテーマで議論する難しさも垣間見えたと思います。先日、ダイアログの勉強会に参加した時に、ファシリテーターが意識することとして「対話のレベル」「バックボーンの排除」「関係性の再構築」と習いましたが、いきなりこの重要性を認識させられました。[twitter:@DiscoveryCoach]さん、すごいです。


もう一つ。「愚痴ろう会」と言ったものの、投げっぱなしの悩みを引き出し易くする謙遜的な意味であることは誰もが理解していたと思いますし、愚痴が問題を解決しないことを誰より体験されてきた人の集まりだったので、肝心の「愚痴(アドバイスを求めたい問題)」が出ずに「誰かがまさに今抱えている問題に対する、本質的解決やアプローチへの助言」と言った感じの場にならなったことも、違和感(想定外感)を醸し出していたかもしれません。


それでも楽しいイベントであったことには変わりはありませんし、この教訓を生かし2回目、3回目と活発なコミュニティ活動を通して、何かに貢献できればうれしいなと感じます。


そこで勝手な提言ですが、今後以下のようなことにチャレンジしてみはどうかと思いました。
・それでも座談会形式の結論は出さないブレーンストーミング的な時間は残す
・メインテーマを一つ決め、会話の場としての皆さんのバックボーンを仮想的に統一し、問題提起と対策導出までをする
・ワークショップ的な体を動かす時間を設ける(LTでもいいでしょうし、朝礼ごっこみたいなものでもいい)
ファシリテーターを回ごとに持ち回り、場作りに徹する人を立てる


最後に個人的な反省と言うか気付きがあったので、未来の自分のために残します。
自分が思っている以上に、私は自分がしていることに信念を持っているのだなと実感しました。自分でも言葉にするのは難しいのですが、信念を持っているとは言え、日々反省はしきりですし、不安や恐怖はたくさんあります。それでも「今困っていることは無い」と言うより「一瞬前に困っていたことは整理・対策済み」と信じている自分が確かにいます。その対策が正しいかは分かりませんが、少なくとも今この瞬間は正しいと思っています。また、すべての判断に責任を取る気概があります。この変な自信が、妄想なのか、増長なのか、創業者ゆえなのかは自問自答しても結論はでません。しかし、この結論がでないことこそが「常に自分を戒め、足元を照らし、早く決断し、決断した事には揺るぎない信念をもって行動する」と言う、自分のアイデンティティではないかと感じました。
数年後、もしかすると数日後の自分がこれを読んで赤面しているかもしれませんが、、、