目覚まし時計と遅刻とストレス

さて、早くも夜中の2時を回りました。
明日もいつも通り6時台には起きて元気に出勤する訳ですが、今日はちょっと疲れているので軽い話題というか、普段なに気に思っていることを文章にしてみます。


表題の通り、まずは目覚まし時計についてです。
私はこの20年間、会社には無遅刻、無欠勤を継続しています。20年以上なのでサラリーマン時代も含まれます。
たまに、遅刻する同僚や部下に文句を言うこともありますが、「絶対」遅刻するなとか、「絶対」寝坊するなとは流石に言えません。自分もいつするかわかりませんし。。。
※毎日電車遅延で遅刻する連中に「1本前に乗れ」も命令はできないですよねぇ。早くついた分の残業代をよこせなんて言われた日には。。。(泣)


私も40歳を過ぎ、最近少し目覚めが悪くなっています。基本的には起床と同時にハイテンションがスタートし、目覚めから親父ギャグをいくらでも連発できるタイプなのですが、目覚まし時計を止めて「あと、少し。。。」と寝てしまうことが少なくありません。


自分の中で何が変化しているのか自問自答すると、
1、年とった。
2、ストレスたまった。
以外に思いつきません。


ここで「2」にだけ、フォーカスしてみると、ストレスの種類にもいくつかあって、
1、本質的に自分のせいで、努力で解決できることを解決できずにたまったストレス
2、商売をしている以上、いつも順風満帆とは言えないことによるストレス
3、お客様のいわゆるわがままに振り回されてたまったストレス
4、お詫び行脚をしてたまったストレス
5、同僚や部下に変化を促しているが、潜在的に効果を諦めはじめいることによるストレス
などが、あげられます。
この「5」が実はすごくやっかいです。


自分一人で解決しない問題、特にコミュニケーションにおいては、基本的に問題を相手のせいにしてはいけないと、自分に言い聞かせています。「言ってもわからないやつ」とか「常識が自分と違うやつ」と一刀両断にしてしまうのは、よい組織を作る、よい部下を育てるといった観点からは職務放棄だと思っています。


ただし、組織や会社と言うのはいわば土壌で、種によっては土や水が合わずに芽がでない場合があります。
上司として芽がでないから水をあげないと言うことはできないと思っている反面、折角すくすく成長している芽にもっと養分や水をあげられないもどかしさがあるのも、多くの管理職の方が抱えている問題はないでしょうか。


私の組織はまだまだ小さいので、部下一人一人が息子や娘に思えています。子供の教育、養育を放棄することは虐待に等しいのだ、と思っています。しかし、まだまだ精神修行が足りないのも否めず、上記「5」のようなことがよぎると、結構へこみます。


このプチ矛盾系ストレスは、回復に時間がかかるのか、心が休息をもとめるのか、なかなか起き上がる決意ができません。この「起床決断の鈍さ」を危険信号と受け止めて、休息を求めているのではなく逃避をしようとしているのだ、と自分を戒めています。


こうやって、文章にすると戒め度が増してポジティブになれるのは不思議です。


さて、話は戻って目覚まし時計についてですが、自分の20年間の経験ですっきり目覚められない時の、TIPSをいくつか紹介します。


■目覚まし時計を複数かけるな!
目覚まし複数を時間をずらしながらかけるのは逆効果です。複数かける理由はおそらく大きく2つだと思います。1つは目覚めが悪いので複数の目覚ましを止める行為をすることで覚醒しやすくする。もう一つは2度寝、3度寝用の保険です。
特に、2番目の理由はたちが悪くて、1つ目を止めても次が鳴ることを知っていると、ただ止めるだけで起きようとする意思が働きません。
人間の意思は非常に強いもので、「一念岩をも通す」ではありませんが、意思を持つことはどんな些細なことにも重要です。意思がなければ起きようがありません。


■どうしても目覚ましを使うならぎりぎりの時間に!
私はゴルフに行く時以外あまりこの方法を利用しませんが、ぎりぎりの時間に目覚ましをかけます。
本来は目覚ましはかけずに、自分の意志だけで起きるのが理想です。明日は4時半に起きようと強く言い聞かせ、起きるに足るモチベーション(悪い言い方をすると自分がその時間に起きる妥当性)があれば、目覚まし時計は不要だと思います。
それでも万が一寝過ごした保険をかけるのであれば、目覚ましを止めたら「うおおおお!やべぇ!!」って言うくらいハッとする時間にかけておくと、起きてから活動開始までの時間を驚異的に短縮できます。


■どうしても目覚ましをかけるなら その2!
それでもどうしても起きられない方に最後におススメしたいのは
1、目覚ましを止めるには布団から出なくてはならない場所に置く。(目覚まし時計だけでなく、携帯やテレビ、ステレオのリモコンなどを遠くに置きます)
2、目覚ましを止めないと近所迷惑になるような掛け方をする。(大音量など)
3、慣れを防ぐために、目覚ましの音をランダムにする。
人の意思が強いのと同じくらい、人の慣れや惰性も強力です。甘えや欲に屈する心の弱さは想像以上と自覚してください。
その2で紹介した3つの方法は、起きるモチベーションをすげ替えているだけです。もしくは起きるモチベーションがない時に与えているだけです。


いかがでしょうか。
自分にあった睡眠時間を取ることは重要です。脳を活性化し、体と心に休息をもたらす睡眠ですから、最適な睡眠時間を見つけ出し、もっとも効率的に活動できる礎を作ってください。
何もかもが楽しくて、少々の休息を取れば体がついてくるのであれば、1時間でも30分でも睡眠時間は構わないと思います。ただし、人間の体が30分の睡眠で回復するはずもないので、極端な短睡眠時間はトータルの生産性が下がりますので注意が必要です。
睡眠と活動のバランスを考え、10年、20年スパンでの総生産を見据え、計画的な人生を謳歌したいものです。