LTデビュー!@「PHPを使ったアジャイル開発のLT、読書会とミニワークショップ」


2011/06/16にニジボックスさんの会議室で「PHPを使ったアジャイル開発のLT、読書会とミニワークショップ」が開催されました。昨年の11月くらいから頻繁(月に2〜4回)にいろいろいな勉強会に参加するようになったのですが、DevLOVEのTest Day「我々は、テストで世界を繋げる」に参加して非常に熱い何かを頂いてから、「6か月間は兎に角聞きまくる、6か月後から自分でも発表する、1年後からは事例を発表する」ことを目標にしていました。このあたりの細かい経緯は追って記事を書きたいと思います。


さて、その6か月目が来ようとしたとき、この勉強会の開催を知りました。「PHP」と「アジャイル」!何を語っていいかアイディアはありませんでしたが、LT募集があったので後先顧みず主催者の[twitter:@remore]さんにメンション打ちました!



実はこの後、気弱な私は主催者さんと交渉の末、10分枠を頂戴したのでしたww。。ただし、そのやり取りをTwitterで見ていた社員に翌日なじられましたが。。。


当日は10名以上のキャンセルが出たので(泣)40名弱の参加者の前で、トップバッターとしてLTしました。LTコーナー自体が最初のコーナーだったうえにトップバッターだったので、ちょっぴり緊張しました。以前MySQLユーザーカンファレンスで登壇した時(この時は40分枠)の失敗を教訓に「今回は絶対に早口にならない」「必ず会場を見渡しながらしゃべる」を、直前まで暗唱していたのですが、いざ始まってみると全然ダメでした(/_;)。


言い訳をすると、前日に社員数名の前でリハーサルした際に20分以上かかってしまったために「テンポよくハイペースで行かなくては!」が「今回は絶対に早口にならない」と脳内相反してしまいました。また、開始直後に全照明が落とされたため、ノートPCの文字が見づらくなり、結局スライドを眺めながらの発表になったため、割と長い時間に会場にお尻を向けてました。折角、下の写真のようなものまで買ったのに。。。次回はもっと上手になっているはずなのでこうご期待!!と言いつつ、参加者の皆さんお見苦しい物を見せてしまい大変失礼いたしました。



さてさて、私のLT経験談はさておき、勉強会自体の感想を綴りたいと思います。


LTは[twitter:@remore]さんと[twitter:@HIROCAST]さん。


[twitter:@remore]さんのLTで印象に残ったことは、勉強会(読書会)を業務時間内に集中的に開催されたこと。「アジャイルラクティス」を約2週間の間に10回開催され一気に読了したそうです。


[twitter:@HIROCAST]さんのLTで印象に残ったことは、LTうまいなぁってことと、実体験に基づく数値が要所要所で的確に使われ説得力を増していたことです。中でも、社内に複数チームある中でWeeklyリリースできている唯一のチームであることや、営業日数よりリリース回数が多いことなどのくだりは参加者も巻き込んだもので楽しかったです。


お二人のLTを聞いて、早速自社でも6/20月曜から「集中読書会」を「塹壕よりScrumとXP」で始めます!


【初LTに使った資料】


LTの後は、読書会とワークショップの2トラックに分かれました。主催者は「読書会される方少ないと思いますので、挙手してください」と言ってましたが、自分としてはびっくり!本当に手を上げる方が少なかったです。。私は、みなさんがお勧めする本について意見が伺えるとあって初めから読書会参加予定でした。


しかし、ここでも勉強会運の強い私!7名参加のディスカッション形式になったのですが、[twitter:@remore]さん、[twitter:@HIROCAST]さん、さらに[twitter:@kakutani]さんが参加され中身の濃ーいものに!熱いディスカッションにワークショップに参加されている方も聞き耳を立てていられたようですww。皆さんがお勧めの本は[twitter:@remore]さんがまとめてくださっていますので、下記参考URLよりご確認いただければと思います。アジャイルサムライ楽しみですね!!


【参考URL】
remoreさんの開催後記


読書会の後は、「アジャイル開発に関するQ&A会 」と題して[twitter:@kakutani]さんに質問をぶつけようと言うコーナーでした。私は読書会の最中にいっぱいお話を伺うことができたので、用意していた質問はしませんでした。しかし、会場からの質問が少なかったのは残念です。結局、読書会に参加していたメンバーがほとんどの質問をしていました。[twitter:@kakutani]さんもおっしゃっていましたが、何を質問するか考えてきて、ちゃんと声を上げるべきだと思います。


[twitter:@kakutani]さんのお話しの中ですごく印象に残ったのが、「だから管理されちゃうんじゃないの?」(すみません意訳です)と言うくだり。同じく「やるか、やらんかじゃないの?」もそうだったのですが、開発者自らがもっと、考え、共有し、実践すれば、管理は最小限のはずです。(※私のLTのテーマも自律/協働/実践でした!)もっと積極的になれば、意見無用でWBSをひかれたり、考える余地も残さず詳細設計書を手渡され「これ作っといて」とされたりはならないはずです。開発陣が自己組織化されソフトウェア開発の先にある価値を創造できれば、極論ですがコードもかかずに予想に過ぎない計画と称した夢軌道への調整と修正に追われるPMやPLなんて不要なはずです。不要になった労力はコストダウンにつながり、顧客も事業者も満足します。不毛な作業に専念していたPMも、より戦略的でクリエイティブな仕事に多くの時間を費やせ、より大きな価値を生み出すはずです。


この言葉を聞いて「不要な管理をするからの脱却」と「不毛な管理をされるからの解放」は自分のテーマの一つになったなと感じました。


もう一つ[twitter:@kakutani]さんがおっしゃった「ソフトウェアを作ることってすごいことなんだ!」は、私を含めた皆さんの心に届いたと思います。


最後に、[twitter:@kakutani]さん、[twitter:@remore]さん、[twitter:@HIROCAST]さん、参加者の皆さん、会場提供並びに設営いただいたニジボックスの皆さん、ありがとうございました。